舌の痛みが長く続く状態を放置していませんか。
舌の痛みの主な原因として大きく5つあります。
① むし歯により、歯に穴があく、歯がすり減って尖っている
② 入れ歯・冠・詰め物などが合っていない
①②は歯科を受診し、治療すれば痛みの原因が改善され症状が落ち着きます。
③ ストレスなどで無意識のうちに舌を噛んでいる
④ 口腔乾燥症
⑤ 薬の副作用
③④⑤はストレス、加齢、口呼吸など、原因は様々です。
ストレス軽減のための十分な睡眠や体調管理
保湿力のある薬剤・洗口液の使用
精神科など他科との連携 など
それぞれの原因に応じて、対応が異なります。
まずは症状が長く続くようであれば歯科医院を受診しましょう!
最近は、糖尿病にかかると歯周病の治療を促されることが以前より増えているそうです。
現代医学では全身の健康とお口の関係はより深いものとされています。
食事をして『おいしいと感じる』『人と笑って会話ができる』このような何気ない日常を継続していくためには、やはり毎日のオーラルケアが非常に重要となってきます。
歯磨き粉やマウスリンスなどの予防歯科向けの各製品は、それぞれの口腔トラブルに合わせて開発されております。
使用者の口腔状態に合わせ、目的別に組み合わせることでより高いパフォーマンスを発揮します。
健康を意識する瞬間が増えた時というのは、オーラルケアを見直すいいタイミングです。
心臓の病気には、歯科と関連が深いものがあります。心臓の弁や心内膜に細菌が付着して起こる感染性心内膜炎です。
心臓には上下左右に分かれた4つの部屋があり、血液が逆流しないように各部屋の出口には弁がついています。その弁がうまく閉じない、開かない病気を弁膜症といいます。心内膜炎は発熱や倦怠感、息切れなどの心不全症状を伴い、脳卒中を起こす原因にもなります。心内膜炎を発症するきっかけとして歯科治療があります。
大量の菌が血液に入りやすいため、弁膜症の人の虫歯治療ではあらかじめ抗生物質を服用してもらい予防することがあります。
弁膜症は生活習慣が直結するものではなく、生まれつきの人や、加齢とともに弁が硬くなって起こる人もいます。健康診断で弁膜症の疑いや心雑音を指摘された方は特に注意が必要です。
口腔ケアと虚血性心疾患について
歯周病の人は虚血性心疾患の発症リスクが高くなり、逆に虚血性心疾患や冠動脈の異常がある人は歯周病になりやすいことがわかっています。これは、歯周病原因菌や毒素が炎症を引き起こし、粥状硬化を進める働きがあるため。実際に、血流に乗って冠動脈に入ったPg菌が血管内皮のプラークから検出されています。
問題になる歯周病原因菌は歯肉組織の傷から侵入して、全身に運ばれていきます。歯肉に傷が出来る最大の理由は歯磨きです。歯磨きの後20~30分くらいは誰でも菌が入り、一時的に血液に菌がいる状態になるのですが、健康な人はそれらを難なく退治して数十分の間には菌がいなくなるということを繰り返しています。出血するほどの強いブラッシングは、菌の侵入を出来るだけ防ぐ意味でもしないほうがよいのです。