人間と動物の歯

ほとんどの脊椎動物(魚や哺乳類)は歯があります。脊椎動物の中でも鳥類には歯はありません。始祖鳥(鳥類の祖先)には上あごに26本、下あごに22本の歯があったものの、進化の過程で歯を失いくちばしで食べるようになったと言われています。鳥は2つの胃があり、食物を分解する胃と奥歯と同じような働きをする筋胃があります。

ライオンは人間の歯でいう犬歯(糸切り歯)のような歯ばかりです。これは獲物を捕らえるためで、ライオンの生命線ともいえます。

生後すぐに乳歯が生え3ヶ月頃には肉を食べ始め8ヶ月頃には永久歯が生え揃います。

歯がある動物の中で脊椎動物ではないですが、カタツムリも歯があります。小さい歯が約2万本ほどあるそうです。しかもこの歯はすり減ってもまた生えてくるそうです。

人間の歯は奥歯(臼歯)を獲得したことで、脳の進化が起きたと言われています。家庭や学校などで、『食べ物はよく噛んで食べなさい』といわれてきた方も多いと思います。脳の退化を防止するためにもやはりよく噛んで食べることが大事です!!

2019年06月19日