高齢者における口腔機能低下

超高齢社会において歯科医療は、治す医療から、よりよく生きるための医療に変わりつつある中で、口から食べることの支援を期待されいている。食べることは、QOLを大きく左右するため高齢者にとっては最も重要な事である。そのため、オーラルフレイルが認められる高齢者に対して、口に関する”ささいな衰え”が軽視されないように指導し、口腔機能低下、食べる機能の低下、さらには心身の機能低下につながらないようにしなければならない。

重要なのはオーラルフレイルが可逆性であり、適切なアプローチによって改善する余地があるということである。オーラルフレイルの初期段階での気づきが、食べる機能の障害に落とし込まない砦となります。

 

2019年12月11日