口のケアでインフルも肺炎も予防

2019年も残すところ1ヶ月となりました。

インフルエンザも例年より早く流行しており、体調管理もより一層気を付けたいシーズンです。

きちんと口のケアをすれば、インフルエンザや肺炎の発症を抑えることができます。高齢者施設で、要介護のお年寄りに専門的な口のケアを行ったところ、インフルエンザの発症が9.8%から1.0%に減りました。同じく高齢者施設の入所者を対象にした別の研究では、毎食後の歯磨きとうがい薬、週1回は歯科医師が機械で口の清掃を行ったところ、肺炎の発症が40%も減りました。

国が進める健康づくり運動『健康日本21』でも、糖尿病やがんなどの発病や重症化を予防するためには、飲酒や喫煙、運動などに加えて、歯や口全体の健康を改善することが重視されています。メタボリックシンドロームをはじめ、さまざまな病気の予防と重症化防止のために、歯と歯ぐきの健康が大切なのです。

 

2019年12月03日