よく噛むこと

噛むことと学習意欲の関係を調べた論文があります。

こどもの朝ごがはんの時の咀嚼実態と学習意欲の関係を調べたところ、よく噛んでいる子供たちのほうが学習意欲が高かったというデータが出ました。噛むことで脳の記憶を司る『海馬』の発達に影響を及ぼしていることがわかってきました。まだまだわからないことが多いですが、色々な研究が進んでいます。

歯を食いしばることで力が出るとよく言われますが、MRIを利用して脳の活動を見ると、歯を食いしばると脳が反応して結果握力が上がっていることが確認されました。

野球選手なども打つ時に食いしばることでパフォーマンスを上げたりしています。一方、テニス選手のように口を開けて声を出す方がパフォーマンスが上がることもあります。

口腔における科学はわからないことが多いですが、『よく噛むこと』が老若男女問わず脳にいい影響を与えていることは今のところ間違いないようです。

 

2019年04月16日